【実況の貴公子】 古舘伊知郎の栄養ドリンク実況 【神業】

【実況の貴公子】 古舘伊知郎の栄養ドリンク実況 【神業】

アイルトン・セナに「音速の貴公子」とネーミングしたのは古舘さんというのは有名な話ですが、「古舘伊知郎のトーキングブルース」はあんまり知られていません。

トーキングブルースとは、年に一度テーマを決めて、古舘さんがステージでマイク一本でひたすらしゃべり倒すというライヴで、実に16回(年)も続きました

当時はそこまで話題になっていなかったような気がしますが、今や「話芸」というのは非常に注目されるようになり、まさに時代があとから追いついたような気がします。

トーキングブルースが終わった理由は、古舘さんが報道ステーションに専念するためと公式サイトで掲載されています。

話は変わりますが、島田紳助さんは芸能界を生き抜くためにたくさんのデータを作成していた大変な戦略家だったと言われていますが、漫才でデビューした紳助さんは一時期隆盛を誇りますが、ダウンタウンを見て漫才を辞めてしまいます。ひょうきん族でもビートたけしさんという圧倒的なカリスマの存在に押され、また、二番手も同期である明石家さんまさんに持っていかれてしまいます。

そして司会業を目指しますが、そこでもBIG3を始めとしてかなり層は厚く、なかなか一番にはなれません。お笑い芸人の司会業は、企画や進行というよりも、「その人の番組」という色合いが強く、司会者がメインとなることが多いですが、紳助さんは自らを「僕は通りすがりの司会者」と呼んでるように、番組や企画を主とするお笑い芸人の司会業、という同世代には誰もいなかったスタンスを、膨大なデータの中から見つけます。比重としては進行役としてきちんと徹する、アナウンサーが分かりやすい例ですが、紳助さんはアナウンサーには出来ない術がたくさんあるので、それらをフル活用し、誰もいないポジションで勝負を仕掛けていきます。

そしてやがてTBSの感謝祭の司会者にまで上り詰め、見事な力量をそこで発揮します。200人の芸能人出演者をさばき、できるだけ多くのタレントと絡み、放送枠内で全ての企画を盛り上げきっちり進行させていく、おそらくBIG3にも、とんねるずにもダウンタウンにも出来ないのではないかなと思います。

このポジションの先駆者は大橋巨泉さんと、上岡龍太郎さんくらい。または関口宏さん、今だと中居君ですよね。

紳助さんからすると、巨泉さんや上岡さん、関口さんは一回り上ですし、中居君は二回り下です。

まさに空白地帯だと思ったところに同世代でいたのが古舘伊知郎さんだったそうで、紳助さんは

「司会業で将来を展望したとき、古舘伊知郎さんがいた。同じ路線で行ったら勝てないから別路線を選んだ」

と語っています。実は紳助さんが最も恐れていた存在が古舘さんでした。

この映像を見ても分かるように、古舘さんはもはや元アナウンサーという規格から外れた卓越したセンスの持ち主だったので、かなり脅威に感じていたそうです。しかし、古舘さんが報道ステーションに行ったため、そのポジションは紳助さんの独壇場になり、一時期は紳助さんの番組だらけの時期ありましたよね。それが紳助さんもああいう形で引退してしまい、今ではやはり中居君…?

youtubeコメント

「ニュースキャスターなんてやってる場合じゃないよこの人は」

「全て買ってしまいそうだ(笑)」

「圧巻・・・」