石橋貴明がお笑いをはじめた意外なきっかけ

石橋貴明がお笑いをはじめた意外なきっかけ

意外と知られていない、とんねるず結成秘話です。

このラジオでも、デビュー当時を振り返る時タカさんは、以前古舘さんとやっていた「第4学区」でも「別に俺らなんかたいした芸もないし、才能もないし、たまたま運が良くてここまで来ちゃっただけ」という感じでいつも語りますよね。

ただ、1986年、まだタカさんが25歳の頃、当時のフジテレビの編成局長だった日枝久(現・フジテレビ会長)に「僕らにゴールデンタイムの2時間番組を下さい、視聴率30%とってみせます」と編成部まで行って頼み込んだという話はあまりにも有名です。まもなく「火曜ワイドスペシャル」で番組を持たせてもらい、放送が始まった結果、視聴率30%には及ばなかったものの常に高視聴率を獲得し、定期的にスペシャルを行った後に1988年10月からレギュラー番組としてスタートしたのが「とんねるずのみなさんのおかげです」。ちなみに、この公約を叩きつけたタカさんは「20%に届かなかったら笑いの世界から身を引く」と後年TBSの特別番組でそのまんま東の発言によって語られています。

そんな25歳いないですよねw

画面を見ているとなんとなーくいつもふざけて変なことばっかりするお兄さんというイメージですが、実際は色んなものを抱えて、捨て身で仕事してきているというのが分かります。

そもそも、高校在学中から「TVジョッキー」(素人参加番組)の常連で、タカさんは第3代チャンピオンを獲得し、ノリさんは第5代チャンピオンを獲得してるっていうのがとんでもないことで、さらにチャンピオン同士が戦う第1回グランドチャンピオン大会で、タカさんが初代チャンピオンだった竹中直人さんを破り、初代グランドチャンピオンにもなっています。もう素人時代から有名人だったわけです。

その二人が組んで、後にお笑いスター誕生で10週勝ち抜いて優勝するわけですから、相当のお笑いサラブレッドだったわけですね。

その後プロになるも、オフィスAtoZという小さい個人事務所で師匠も持たずやっていて、そのあとも独立し、自ら社長を担ってここまでやってきているので、ものすごい心労だっただろうなと思います。本当の意味で視聴者からの支持だけで来た人たちですよね。とんねるずを出せば数字が取れるという実績を、着々と自力で積み上げてきたからやはり強い存在だったんだと思います。それがなければ局としても使うメリットは何もないですからね。

やはり芸能界は事務所の力が大きいので、小さな事務所でここまで戦ってきているのはすごいなと感じます。