キレ芸というと少し語弊があるかもしれませんが、この怒る感じのコントはダウンタウンは本当に得意でしたね。釣られて怒る魚や、裏でダメ出しをする猿など、「怒る」「「キレる」という人間の喜怒哀楽の「怒」の部分を扱わせたら天下一品です。やがて「やすしくん」「キャシィ塚本」など、「怒り」から「狂気」にまで発展していきますが、このコントはそういった「ごっつ」のコントの基盤となった傑作コントだと思います。
笑いは共感なので、いわゆるよくいる「サムイ奴」をコントにするというすごい所業ですね。クラスや会社に必ずいる「笑いが全然分かっていないんだけど、分かっているフリをする奴」を再現するにあたって、「看守と囚人」という設定に仕立てるところも秀逸です。
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